BLOGブログ

2019年03月16日

症例5 ニューっと痛くなるぎっくり腰(30代後半、女性)

症例


今回はぎっくり腰の症例をご紹介します。




目次



  1. 患者様について

  2. 西洋医学的見立て

  3. 東洋医学的見立て

  4. 使用したツボ

  5. 施術後の経過


 




患者様について





Bさん 30代後半  女性会社員
【最も困っている症状】急性腰痛(ぎっくり腰)
【経過】8月初旬に来院。
2日前の朝起きたら腰が痛み、アレ!?痛いかも?と思ったが、動けたのでそのまま会社へ出勤。すると会社で仕事をしている途中にどんどん痛くなってきて、座っているのも立っているのもつらい状態に。
腰が伸びず、ややかがんだ姿勢。左の腰が痛んでいて右に体を傾けないと立っていられない。整形外科に行ったら、ロキソニンと湿布を処方されたが、ほとんど腰痛は緩和されずつらいので来院するに至ったとのこと。





【過去にかかった病気、ケガ】膀胱炎。2ヶ月前に駅の階段から落ち、膝と尾てい骨を打撲。
 【伴う症状】足の冷え、しもやけのぼせ、頭痛(側頭部)、立ちくらみノドの痛み、イガイガ頻尿食欲旺盛など





来院時に歩き方を見た瞬間に上半身が右に傾いているし、おばあさんのように腰が曲がった状態で歩かれていたのですぐに、ひどいタイプの腰痛だとわかりました。







西洋医学的見立て





歩くのもゆっくりしか歩けず靴をそろえるのもままならない。
ぎっくり腰には大きく分けて3種類あります。
1)腰の筋肉の炎症タイプ。






2)椎間板・関節周囲の炎症タイプ。





3)両方の併発タイプ。
どれも痛みの強さは強いですが、回復に時間がかかるのは2と3のタイプです。





1は数日で痛みがかなりマシになってくることが多いです。





Bさんのように体の姿勢が曲がってしまうのは2か3で確定です。さらに痛みが急激に発症するのではなくて、徐々にニューっと痛みが強くなってくるのはこちらのタイプに多いです。関節や腰骨の間にはさまれたクッションである椎間板に炎症が起きています。





あぁ、これは大変なタイプだと思いました





回復に時間がかかる椎間板・関節の炎症タイプのぎっくり腰でご来院された30代後半の女性Bさん。







東洋医学的見立て





脈や舌をみると冷えとむくみが目立つ脈をしていました。もともと体を温める力が弱くてむくみやすい陽虚という体質のところに、冷房の風で冷やされてしまった。





夏の暑い時期でしたので、冷たい水分を摂りすぎてむくんでいたのかもしれません。





水分でむくんだ関節が冷えで固まってしまった。こんな状況になるとどんなささいな動きでも痛めてしまいます。





治療期間のめやす





基本的にこのタイプの腰痛はきっちり痛みがなくなるまでに少なくとも2週間はかかるとお伝えして施術を開始。







使用したツボ





ツボは体に入った冷えを抜くことと、水分代謝を良くするツボを選びました。左関元、左復溜など





また自らの体の温める力を高めるために、下腹部に温灸。





そして腰の痛みを取るツボに針。委中など







施術後の経過





それらを駆使すると体があたたまり、冷えて白くなっていた顔に血の気がでてきました。





そうするとアラ、寝返りが楽になっている。





起き上がりの時も痛みが最初の5割ほどになっていました。





「明日の朝起きる時はおそらく痛むし、起きるのにはまだ時間がかかりますよ」とお伝えして初診の施術を終えました。





Bさんは仕事が忙しいらしく、休めない時期で休めるのは明日までとのことでした。





次の日2回目の施術を行いました。朝起きる時はやはり痛かったようですが、昨日よりも痛みがマシとのことでした。





まだ腰はまっすぐにはなっていませんが、歩の進め方が昨日よりスムーズです。





1回目と同様の方向性で針を数本減らした内容で施術。
術後起き上がると痛みが最初の5割以下になり、明日は仕事に行けそうだと喜んでいただけました。





「明日から仕事とのことでしたが、ひとまず動けるようにはなったので、なんとか仕事に行ってください。そのまま痛みが引いていけばあとは日にち薬にまかせましょう。痛みが引ききらずに気になるようならまだご連絡ください。」





とお伝えしました。





その後連絡してこられなかったので、そのまま卒業となりました。





このような場合、まだしばらく痛むことはわかっている腰痛なので、本来ならばまだ数回施術を重ねてぶり返さないようにするところです。





ご来院がなかったということは回復に向かわれたのだと信じております。





ぎっくり腰のパターンとしてはよく見られるパターンの一つだと思います。





ご参考にしてみてください。




要鍼灸院 とみお院

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

0742-31-2425

友だち追加