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2019年03月16日

症例6 生理が来ない女性

症例


こんにちは。 本日は生理がこなかった女性の症例をご紹介します。





患者様について





Aさん、女性、30代前半
伴う症状: 冷え性、腰痛、アトピー過去の病歴:狭心症、脂質異常
この患者様は半年前から生理がこず、排卵も起きていない状態で、婦人科での治療も受けて来られました。





ホルモン剤等のお薬を飲むと生理が来るようになったそうですが、医師の指導のもと、薬をやめるとまた生理が来なくなるということが何度か続いたそうで、自分の体質に問題があるのかと考えて当院にご来院されました。





Aさんはちょうど1ヶ月前から前職を退職されており、休職中でした。どうも前職で人間関係の大きなストレスを抱えていたようです。





所見





体質を見てみると、血虚血瘀(けっきょけつお)
という体質が見えました。血虚というのは、血の中の栄養素やホルモンが少ない状態を指します。





血瘀というのは血の流れが悪く、血が滞って新鮮な血が流れていない状態です。





いろんなことを考えすぎたりすれば血を消耗して血虚になりますし、ストレスがかかって体が無意識のうちに緊張状態になっていると血瘀になってしまいます。





おそらく前職のストレスが引き起こした体の状態だったのでしょう。この2つが体質のベースにありました。
これらを整えておけば、子宮に血が充実し、新鮮な血が流れます。女性の月経活動にはとても重要です。





また、当院では生理の症状がある場合、基礎体温をはかってもらっております。これにより女性ホルモンがうまく分泌されているかを知ることができます。
女性の体温は生理が来てから約14日目までは低温期といい、だいたい36℃台前半の体温です。約14日目になると排卵が起き、体温が上昇し、高温期となります。高温期は36℃台後半の体温になります。
この基礎体温が正常のリズムに近づくよう施術を行います。低い人には体温を上げる治療を、高い人には体温を下げる治療を施します。





基礎体温の変化は女性ホルモンの分泌がきっかけで起こります。





排卵日を境に女性ホルモンの分泌が活発になります。ですから低温期に体温がしっかりと下がっているか、高温期に体温がしっかりと上がっているかを調整するということがホルモンバランスを整えるのに重要になります。





血虚血瘀と治療基礎体温の治療両面を整える施術を行っていきました。





使用したツボ





【使用した主なツボ】三陰交、照海、太衝、復溜、関元、命門、然谷など





経過





Aさんの場合、最初の4週は1週間ごとに通院してもらいました。施術を始めて1クール目の生理は予定日になっても来なかったので、婦人科で一旦排卵を引き起こす治療を受けて来ていただき、そこからリズムを作ってみましょうということになりました。





そこからは10日に一回のペースで治療しました。もちろん、ホルモン剤服用のおかげで2クール目の生理は問題なく来ました。
生理がきてからは薬が切れて病院の方でも様子を見てみましょうということになったので、薬はなしで鍼灸治療のみになりました。
しかし、3クール目の生理は問題なく来てくれました。





薬なしでも生理は来てくれましたが、まだ体が安定しているかは図りかねたのでそのまま10日に一回の治療を継続。
4クール目の生理も普通に来てくれたので、施術ペースを2週間に一度にしました。
そのまま5クール目の生理が来てくれたところで血の内容も充実しつつありましたし、血流も改善されて来て血瘀が解消されてきていたので、卒業という流れになりました。





初めての施術からちょうど6ヶ月の治療になりました。
無月経の治療は生理が来たから「はい、終わり!」というわけにはなかなかいきません。次の月に安定して生理が来てくれなければ意味がないので、様子を見る期間も必要になります。





無事に生理が来るようになったAさんは笑顔で卒業してくださいました。





施術者の思い





私はこの笑顔をできるだけ多くするために施術を行っています。





日々簡単な症例ばかりではありませんが、より多くの方がこのような笑顔になってくださるよう、これからも精進してまいります。


要鍼灸院 とみお院

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