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2019年04月11日

症例13 息がしにくくなる女性

症例


こんにちは。今回は「息がしにくい」という症状を持った患者様の症例です。





患者様について





30代、女性主婦
主に困っている症状:  息がしにくくなる





伴う症状:  頭痛がよく起きる慢性膵炎冷え、むくみ、頭が熱くなる
この方は4〜5年前から慢性膵炎を患っており、時折慢性膵炎の痛みが背中から脇の付近に出るとのことでした。





【病院への通院歴】
病院にはこれまで痛みが出るたびに何度も通院したそうですが、
痛みが出て病院に行く  





→  病院に行くときは痛みが引いている  





→  血液検査、CT、MRI、肺のレントゲン、心電図を取るも異常なし





→経過観察しましょうと言って返されるの流れを二回繰り返し、
3度目の通院で白血球高値と血中アミラーゼの上昇、背部を叩くと痛みが出る、CTとMRIの所見から膵炎が発見されたそうです。





お薬が処方され、痛みが一旦引くもまた痛みが出る。     検査をした時には検査所見が微妙な出方しか出ないので薬もあまり処方されないこともあった。





しばらく経ってまた痛みが出て、病院に行くとまた一から検査のやり直しとなり、治療費と時間ばかりがかかってしまい、なかなか回復が前に進まないので、病院に行くのはばからしくてやめてしまったとのこと。





息がしにくくなるのはたいていこの膵炎の痛みが出る時が多いとのことでした。                      ここ2年ほどで膵炎の痛みはかなり引いて、今は息苦しさだけが出てくることが多いとのこと。





所見





体をみてみると
肌は色白で、水気の多そうなぽちゃっとした感じなので、冷えて水分代謝が悪そう。





でも頭はよく熱くなり、暖房の効いた部屋にいるときや、暑い季節で日光の当たる日には頭痛がよく起こるとのこと。頭が暑いときや、息がしにくい時には妙に気分がイライラするとのこと。





来院当時、息がしにくい時には脈は体のどこかに熱があるような打ち方をしている。顔は頬がやや赤らんでいます。





とくに左頬が赤い。この位置は脇部の熱、つまり膵臓の熱を表しているとみました。





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舌は周りが赤く、白い苔が乗っていました。





ここで立てた見立ては
ベースは冷え体質ですが、膵臓にある炎症が熱として現れていること。膵臓が炎症を起こしている時は脇部に熱があり、そのせいで肋骨や横隔膜付近が引きつってうまく動かない。





その熱が頭部に上がると頭痛やイライラが起きるとみました。





治療内容と効果





ここで、脇部にある熱を取るため、手足のツボを一つずつ選択。
この時の足のツボには脇の熱を取るだけでなく、下半身をしっかりさせる意味合いと、頭へ熱が上がらないようにする意味合いの両方が込められています。





この方は体が敏感だと読んだので、ツボの数は少なくして、一つのツボで一石三鳥の役割をこなせる場所を選択しました。





そして最後に手首のところにある、胸が開いて息がしやすくなるツボに針をしました。





そうすると定期的にハアハア言っていた患者様のハアハアが止まっている。施術後に顔を見てみると左頬の顔の赤味が減っています。





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1枚目の写真と2枚目の写真の間の時間は30分ほどしか空いていません。
これは意図していたわけではありませんが、アゴのラインと首のラインがスッキリしてむくみが取れています。体を整えると美容にも様々な効果が現れます。





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頬の赤みが取れたのは脇部の熱が少し引いている表れとみます。膵臓の熱が少し落ち着いていることの表れとみました。





こうして内臓の状況は顔色にも現れます。





また脈や舌にも現れるんです。





知らない方々は「何それ?」と思うかもしれませんが、日々の体調、内臓の働きは知らないうちに顔色や舌の状態、脈やお腹の緊張などに現れています。





この患者様の場合、この日の症状はおさまりました。





しかし、この患者様の膵臓の炎症は一回では完全にはおさまりませんので、引き続き治療を続けて行く必要があります。
息がしにくい症状もさることながら、他の症状も日替わりでよく訴えられる患者様なので、他の症状のメンテナンスも兼ねて週に一回ペースで通院していただいています。
今後も状態が改善していくよう続けて施術してまいります。





使用したツボ





後谿、衝陽、内関


要鍼灸院 とみお院

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