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2019年11月18日

症例40 五十肩でお悩みの女性

症例


本日は五十肩でお悩みだった患者様の症例をご紹介します。




目次



  1. 患者様について

  2. 西洋医学的見立て

  3. 東洋医学的見立て

  4. 治療

  5. 施術者の思い


 




【患者様について】





M様 61歳 女性職業: 自営業(飲食店)主訴 : 肩の痛み





4ヶ月前からゴルフをしていると痛いなと思っていそうです。だんだん痛みが増し、腕が動く範囲も小さくなり、夜寝ている時も痛みで目が覚めるようになられました。
そんな時知人の紹介で当院にご来院されました。







【西洋医学的見立て】





肩関節周辺に痛みがあり、可動域の制限がみられ、関節拘縮もみられた。





経過として、痛み、肩関節の拘縮がみられること、年齢を考えると五十肩と断定できる要素は整っていました。





五十肩には





1. 痙縮期・・何もしなくても痛みを感じたり、夜間寝ている時にもうずくように痛むことがあります。





2.拘縮期・・うずくほどの痛みはなくなりますが、関節が固まってしまい、可動域は普段に比べて非常に小さくなってしまう時期です。





3.回復期・・徐々に痛みが引き、可動域が広がっていく時期です。





という3つのステージがあります。





この3つのステージを全て終えるのに多くの方が10ヶ月〜1年、長い方で1年半〜2年かかります。
鍼灸治療を行うと、通常1年ほどかかる方が多い中で、その過程を半分ほどに短縮することが可能です。出来るだけ早く強い炎症が引くように持っていくことができます。





Mさんは1.痙縮期の段階でまだ強い痛みを放っている状態でした。









Mさんの場合、1.痙縮期を1ヶ月以内に過ぎさせて出来る限り早く2.拘縮期3.回復期に進めるという狙いで施術を進めることにしました。







【東洋医学的見立て】





脈はピンと張って、一部丸々としている。そしてやや細く流れが悪い。
舌は、色は淡いピンクで薄白い苔が乗っていて正常に近い。やや歯痕があり舌がボテッとしていた。





主に◎筋肉や腱への十分な栄養を血が運んでいない◎肩の腱の部分で少し血流の悪い状態(瘀血)が起きていた
◎少し外気からの冷えが表面に入っていました。





治療としては、◎筋肉や腱へ十分な栄養を含む血を送り、回復を促すこと。
◎外気からの冷えは抜くこと。肩の消炎と鎮痛を早めること。





を目的に鍼灸を施していきました。







【治療】





最初の4回・・1週間ごとに治療を行ったところ、夜間の動かさなくてもうずくような痛みはなくなりました。最初を10とすると8程度





その間可動域がより小さくなっていき、前から上げると70°くらい。横に上げるのは50°前後しか上がらない状態になりました。





5回目〜10回目・・途中、ご自身で行う肩の運動をご指導しながら進めました。すると前から腕をあげた時の可動域が100°くらい。横からあげた時の可動域が90°くらい上がるようになってきました。痛みは痛みは10のうち4。





日常生活での苦痛度はピーク時の半分以下になっておられました。
そこからは治療間隔を10日ごと、12回目には間隔を2週間に開けました。





12回目・・10のうち3程度まで痛みが減り、
3.回復期にも入っていて、あとは自分での肩を動かす訓練で徐々に可動域を改善する段階に入っていただけたので、
ご本人が早めのご卒業を望まれたのもあり、一旦治療からはご卒業いただいて、ご自分で可動域訓練をしていただくことにしました。





ご来院いただいてから3ヶ月程度で回復期あたりまでは持っていくことができました。







【施術者の思い】





五十肩は過程の長い症状なので、回復の過程をしっかりイメージしていただきながら、今のご自分の現在地をはっきりと確認して治療を進める必要があります。





そうでなければ「いつまでも痛い」というストレスが患部の回復を阻害し、遅らせてしまうことになります。





今回もM様の五十肩の回復を通常よりも倍程度に早める事ができた症例になりました。





鍼灸治療は五十肩治療にはとても効果的です。
それを皆様に知っていただけたら幸いです。


要鍼灸院 とみお院

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