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2022年06月25日

症例84 歩行がつらい男性

症例


こんにちは。要鍼灸院の藤森です。





今回は歩行していると腰や股関節付近が痛くなる男性の症例をご紹介します。




目次



  1. 患者様について

  2. どうしてこの症状が出ているの?

  3. どれくらいで回復したの?

  4. 鍼灸治療的見解

  5. 施術者の思い





患者様について





W様 70代 男性 会社役員





病院で脊柱管狭窄症の手術を来院の数か月前に受け、歩行時の脚の痛みは改善したが、歩いたり立ったりするときの腰や股関節の痛みが取れない。杖が無いと痛みやふらつきがあって歩けない。せめて杖を持たなくても歩けるようになりたいとのことで来院されました。







どうしてこの症状が出ているの?





脊柱管狭窄症は腰の骨の中で変形が発生して神経を圧迫することで痛みや痺れを発生させます。ここの圧迫は手術で解消されているので足の痛みは治まっているようです。ただ、手術によって骨のまわりの組織(筋肉・靭帯・軟骨・椎間板など)に負担のかかり方が変化して影響が出て硬くなったり、他の神経に圧迫が入るようになったために腰痛や股関節痛を引き起こしていると推測しました。







どれくらいで回復したの?





1週間に1回の治療を約2ヶ月で杖が無くてもなんとか歩けるようになりました。





治療開始から半年経った今ではかなり不安なく歩けるようになりましたが、ふらつきが少し気になるとのことで治療を継続しております。







鍼灸治療的見解





ここからは専門的見解からの解説をいたします。興味のある方はお読みください。





脈は緩く丸い(緩滑)、69難腎虚、左尺位内側の弱さ、営分に滑。





舌は淡紅(やや薄い)、白厚苔。





その他に術後より眠れない(睡眠薬服用で眠れる)、血液検査で腎臓の数値がやや悪い、便秘気味、夜中にトイレ3回行くなどの所見が見受けられました。





これらの情報から、もともと腎虚気味→手術により体力を消耗→さらに腎虚(陽虚が)が進む→脾腎陽虚となり腎精が不足・補充が足りない為になかなか回復が進まないという状態であると推測しました。また脾虚のせいで湿が多く溜まっているのでこちらも回復の阻害因子と考えました。





腎精を補うことと、余分な湿の排出をうながすことをテーマに治療を進めていきました。





使用した主なツボ





衝陽、水泉、下巨虚、太白、腎兪 をメインで使用しました。







施術者の思い





高齢の方が脊柱管狭窄症の手術を受けられるとW様のように後遺症が残ってしまい治療に来られるケースが多くあります。回復に時間がかかることが多いのですが、比較的早くに杖無しでも歩けるようになって頂けました。





脊柱管狭窄症の手術をしたがあまり調子がよくない、もしくは診断を受けたという方鍼灸治療でも改善することもありますので一度ご相談いただければと思います。


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